もう待たない!JavaScript/jQueryで5秒後に処理を実行する方法

2024-05-10

JavaScript/jQuery で処理を5秒後に実行したい場合、主に以下の2つの方法があります。

setTimeout()を使う

これは、JavaScriptで最も一般的な遅延実行方法です。

function delayedFunction() {
  console.log("5秒後に実行されました!");
}

setTimeout(delayedFunction, 5000);

このコードは、delayedFunction 関数を5秒後に実行します。setTimeout() 関数の第一引数は実行したい関数、第二引数はミリ秒単位の待機時間です。

jQuery.delay()を使う

jQueryを使用している場合は、delay() メソッドを使って遅延実行できます。

$(function() {
  $("#myButton").click(function() {
    $(this).delay(5000).fadeOut();
  });
});

このコードは、ボタンをクリックすると5秒後にフェードアウトします。delay() メソッドは、jQueryオブジェクトに対して作用し、指定したミリ秒後に実行したい処理をキューに追加します。

補足

  • 上記の例では、関数を5秒後に実行していますが、引数を調整することで任意の時間に設定できます。
  • setTimeout()delay() は非同期処理なので、メインスレッドの処理をブロックしません。メインスレッドの処理を続行しながら、指定時間に処理を実行できます。
  • より複雑な遅延処理には、setInterval() や Promise などを使うこともできます。



以下に、setTimeout()delay() を使ったサンプルコードを示します。

setTimeout() を使ったサンプルコード

function greet() {
  console.log("こんにちは!");
}

// 5秒後に greet 関数を実行
setTimeout(greet, 5000);
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQuery Delay Example</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <button id="myButton">ボタンを押す</button>

  <script>
    $(document).ready(function() {
      $("#myButton").click(function() {
        $(this).delay(5000).fadeOut();
      });
    });
  </script>
</body>
</html>

これらのコードは、それぞれ異なる方法で5秒後に処理を実行します。

ポイント

  • サンプルコードでは、わかりやすさのためにシンプルな処理をしていますが、実際の開発ではより複雑な処理を実行することもできます。
  • 遅延実行処理を使用する際は、処理のタイミングや順番に注意する必要があります。
  • 複数の遅延実行処理を組み合わせる場合は、競合が発生しないように注意する必要があります。



JavaScriptで5秒後に関数を実行するその他の方法

従来の setTimeoutjQuery.delay 以外にも、JavaScript で5秒後に関数を実行する方法がいくつかあります。それぞれの特徴と利点・欠点を見ていきましょう。

Promise を使って非同期処理を扱う方法が近年一般的になっています。5秒後に実行したい処理を Promise として実装し、setTimeout を使って非同期的に解決できます。

function delayedFunction() {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    setTimeout(resolve, 5000);
  });
}

delayedFunction().then(() => {
  console.log("5秒後に実行されました!");
});

このコードは、delayedFunction が5秒後に解決される Promise を返します。then メソッドを使って Promise の解決後に実行したい処理を登録できます。

利点:

  • コード的可読性が高く、非同期処理をわかりやすく記述できる
  • Promise チェーンを使って複雑な非同期処理を簡単に処理できる
  • setTimeout を使うため、古いブラウザでは動作しない可能性がある

async/await を使用する

Promise をより簡潔に記述できる async/await 関数は、近年注目を集めています。5秒後に実行したい処理を非同期関数として記述し、await を使って非同期的に実行できます。

async function delayedFunction() {
  await new Promise((resolve) => setTimeout(resolve, 5000));
  console.log("5秒後に実行されました!");
}

delayedFunction();

このコードは、delayedFunction が非同期関数として定義され、5秒後に console.log が実行されます。

  • コードがより簡潔で読みやすくなる
  • 非同期処理を同期処理のように記述できる
  • 比較的新しく導入された機能なので、古いブラウザでは動作しない可能性がある

Web Worker を使用する

メインスレッドから独立したスレッドで処理を実行できる Web Worker を使って、5秒後に実行したい処理を非同期的に実行できます。

const worker = new Worker("worker.js");

worker.onmessage = function(event) {
  console.log("Workerから受信:", event.data);
};

worker.postMessage("5秒後に実行してください");

worker.js の内容:

self.onmessage = function(event) {
  const message = event.data;
  console.log("メッセージを受信:", message);

  setTimeout(() => {
    self.postMessage("5秒後に実行されました!");
  }, 5000);
};

このコードは、worker.js という名前の Web Worker を作成し、5秒後に "5秒後に実行されました!" というメッセージをメインスレッドに送信します。

  • メインスレッドの処理をブロックせずに、非同期処理を実行できる
  • 長時間実行する処理や重い処理を別スレッドで実行できる
  • Web Worker とメインスレッド間で通信が必要になる
  • コードが複雑になる

それぞれの方法の選び方

上記で紹介した方法はそれぞれ、利点と欠点があります。状況に応じて適切な方法を選択しましょう。

  • シンプルでわかりやすい方法を求める場合は、setTimeout を使用する
  • コード的可読性やメンテナンス性を重視する場合は、Promise または async/await を使用する
  • メインスレッドの処理をブロックしたくない場合は、Web Worker を使用する

javascript jquery


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