AngularでREST APIを操作する際に役立つ！HTTP DELETEリクエストの本文に関するFAQ

Angular における REST API の削除処理における HTTP DELETE リクエストの本文

REST API における削除処理は、HTTP DELETE リクエストを使用して行われます。Angular では、HttpClient サービスを使用して、HTTP DELETE リクエストを簡単に送信できます。しかし、HTTP DELETE リクエストの本文にデータを含める必要がある場合、いくつかの点に注意する必要があります。

HTTP DELETE リクエストは、通常、リクエスト本文を含めません。これは、削除対象のリソースを特定するために必要な情報がすべて URL に含まれているためです。しかし、場合によっては、削除処理を実行するために追加情報が必要になることがあります。そのような場合、HTTP DELETE リクエストの本文にその情報を含めることができます。

HTTP DELETE リクエストの本文にデータを含めるには、HttpClient サービスの delete() メソッドの第二引数として RequestOptions オブジェクトを渡します。RequestOptions オブジェクトには、body プロパティを設定して、本文に含めるデータを設定できます。

例

以下のコードは、/products/1 という URL に対して HTTP DELETE リクエストを送信し、リクエスト本文に {"reason": "This product is no longer needed"} という JSON データを含める例です。

import { HttpClient, HttpErrorResponse } from '@angular/common/http';

@Component({
  selector: 'app-delete-product',
  templateUrl: './delete-product.component.html',
  styleUrls: ['./delete-product.component.css']
})
export class DeleteProductComponent {

  constructor(private http: HttpClient) { }

  deleteProduct() {
    const options = {
      body: {
        reason: 'This product is no longer needed'
      }
    };

    this.http.delete('/products/1', options)
      .subscribe(
        () => console.log('Product deleted'),
        (error: HttpErrorResponse) => console.error('Error deleting product:', error)
      );
  }
}

注意事項

• すべての API が HTTP DELETE リクエストの本文をサポートしているわけではありません。API ドキュメントで確認してください。
• HTTP DELETE リクエストの本文に機密情報を含める場合は、HTTPS を使用して接続を保護する必要があります。

• [REST API documentation for your specific API]

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { HttpClient, HttpErrorResponse } from '@angular/common/http';

@Component({
  selector: 'app-delete-product',
  templateUrl: './delete-product.component.html',
  styleUrls: ['./delete-product.component.css']
})
export class DeleteProductComponent implements OnInit {

  constructor(private http: HttpClient) { }

  ngOnInit(): void {
  }

  deleteProduct() {
    const options = {
      body: {
        reason: 'This product is no longer needed'
      }
    };

    this.http.delete('/products/1', options)
      .subscribe(
        () => console.log('Product deleted'),
        (error: HttpErrorResponse) => console.error('Error deleting product:', error)
      );
  }
}

1. HttpClient と HttpErrorResponse を @angular/common/http からインポートします。
2. DeleteProductComponent コンポーネントを定義します。
3. deleteProduct() メソッドを定義します。このメソッドは、製品を削除するために呼び出されます。
4. RequestOptions オブジェクトを作成します。
5. body プロパティを使用して、削除理由を RequestOptions オブジェクトに設定します。
6. /products/1 に対して HTTP DELETE リクエストを送信するために HttpClient サービスの delete() メソッドを使用します。
7. subscribe() メソッドを使用して、リクエストの応答を処理します。
8. 応答が成功した場合は、コンソールにログメッセージを出力します。

このコードは、基本的な例です。実際のアプリケーションでは、エラー処理、認証、進行状況インジケーターなどの追加機能を実装する必要があります。

補足

• このコードは、Angular 9 以降で使用できます。

HTTP DELETE リクエストの本文にデータを渡すその他の方法

HttpClient サービスの request() メソッドを使用すると、より多くの制御と柔軟性を備えた HTTP リクエストを送信できます。このメソッドを使用して、HTTP DELETE リクエストの本文にデータを渡すこともできます。

import { HttpClient, HttpErrorResponse } from '@angular/common/http';

@Component({
  selector: 'app-delete-product',
  templateUrl: './delete-product.component.html',
  styleUrls: ['./delete-product.component.css']
})
export class DeleteProductComponent {

  constructor(private http: HttpClient) { }

  deleteProduct() {
    const options = {
      method: 'DELETE',
      url: '/products/1',
      body: {
        reason: 'This product is no longer needed'
      }
    };

    this.http.request(options)
      .subscribe(
        (event) => {
          if (event.type === 4) {
            console.log('Product deleted');
          }
        },
        (error: HttpErrorResponse) => console.error('Error deleting product:', error)
      );
  }
}

カスタム HTTP クライアントを使用する

HttpClient サービスは、HTTP リクエストを送信するための汎用的な方法を提供します。しかし、より多くの制御と柔軟性を必要とする場合は、カスタム HTTP クライアントを使用することができます。

以下のコードは、@angular/common/http モジュールから HttpClientModule をインポートし、カスタム HTTP クライアントを作成する例です。この例では、HttpClient サービスの delete() メソッドを使用して、/products/1 という URL に対して HTTP DELETE リクエストを送信し、リクエスト本文に {"reason": "This product is no longer needed"} という JSON データを含めます。

import { HttpClient, HttpErrorResponse, HttpClientModule } from '@angular/common/http';
import { Injectable } from '@angular/core';

@Injectable({
  providedIn: 'root'
})
export class CustomHttpClient {

  constructor(private httpClient: HttpClient) { }

  deleteProduct(productId: number, reason: string) {
    const options = {
      body: {
        reason: reason
      }
    };

    return this.httpClient.delete(`/products/${productId}`, options);
  }
}

このコードでは、CustomHttpClient というカスタム HTTP クライアントを作成しています。このクライアントには、deleteProduct() というメソッドがあります。このメソッドは、製品 ID と削除理由を受け取り、/products/{productId} に対して HTTP DELETE リクエストを送信します。

一般的に、ほとんどの場合、HttpClient サービスの delete() メソッドを使用する方が簡単で適切です。しかし、より多くの制御と柔軟性を必要とする場合は、HttpClient サービスの request() メソッドまたはカスタム HTTP クライアントを使用することができます。