Angularアプリケーションのセキュリティを強化!HTTPインターセプターで認証を実装する方法

2024-07-27

Angularアプリケーションに複数のHTTPインターセプターを追加する方法

HTTPインターセプターとは?

HTTPインターセプターは、Angularアプリケーションが発行するすべてのHTTPリクエストとレスポンスを傍受して処理できるサービスです。リクエストを変更したり、レスポンスからデータを抽出したり、エラーを処理したりできます。

複数のHTTPインターセプターを追加する利点

  • 拡張性: 新しい要件が発生した場合は、新しいインターセプターを作成するだけで対応できます。
  • 再利用可能なロジック: 共通のタスクを実行するインターセプターを作成することで、コードの重複を排除できます。
  • モジュラー設計: インターセプターを個別に作成して管理することで、コードをより整理しやすくなり、再利用しやすくなります。
  1. インターセプターを作成する: 各インターセプターは、implements HttpInterceptor インターフェースを実装するクラスとして定義します。 intercept メソッドは、リクエストまたはレスポンスを処理するために使用されます。
  2. インターセプターをプロバイダーとして登録する: AppModule または他のモジュールで、HTTP_INTERCEPTORS トークンを使用してインターセプターをプロバイダーとして登録します。インターセプターの配列を指定する必要があります。順序は重要です。最初に登録されたインターセプターが最初に呼び出され、その後に続くインターセプターが呼び出されます。

以下の例では、認証トークンをすべてのリクエストに追加するインターセプターと、ログにリクエストとレスポンスを出力するインターセプターを作成します。

// auth.interceptor.ts
import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';

@Injectable()
export class AuthInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    const authToken = localStorage.getItem('authToken');
    if (authToken) {
      req = req.clone({ headers: req.headers.set('Authorization', `Bearer ${authToken}`) });
    }
    return next.handle(req);
  }
}

// logging.interceptor.ts
import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';

@Injectable()
export class LoggingInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    console.log('Request:', req);
    const started = Date.now();
    return next.handle(req).pipe(
      tap(event => {
        if (event.type === HttpEventType.Response) {
          console.log(`Response ${event.status}: ${event.body} in ${Date.now() - started} ms`);
        }
      })
    );
  }
}

// app.module.ts
import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { HttpClientModule, HTTP_INTERCEPTORS } from '@angular/common/http';
import { AppComponent } from './app.component';
import { AuthInterceptor } from './auth.interceptor';
import { LoggingInterceptor } from './logging.interceptor';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule,
    HttpClientModule
  ],
  providers: [
    {
      provide: HTTP_INTERCEPTORS,
      useClass: AuthInterceptor,
      multi: true
    },
    {
      provide: HTTP_INTERCEPTORS,
      useClass: LoggingInterceptor,
      multi: true
    }
  ],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }

この例では、AuthInterceptor が最初に呼び出され、リクエストに認証トークンを追加します。次に、LoggingInterceptor が呼び出され、リクエストとレスポンスをコンソールにログに出力します。

このコードは、基本的な例です。実際のアプリケーションでは、より複雑なロジックを実装する必要がある場合があります。

  • [Angular HTTPインターセプター](



import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';

@Injectable()
export class AuthInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    const authToken = localStorage.getItem('authToken');
    if (authToken) {
      req = req.clone({ headers: req.headers.set('Authorization', `Bearer ${authToken}`) });
    }
    return next.handle(req);
  }
}

logging.interceptor.ts

import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent } from '@angular/common/http';
import { Observable } from 'rxjs';

@Injectable()
export class LoggingInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    console.log('Request:', req);
    const started = Date.now();
    return next.handle(req).pipe(
      tap(event => {
        if (event.type === HttpEventType.Response) {
          console.log(`Response ${event.status}: ${event.body} in ${Date.now() - started} ms`);
        }
      })
    );
  }
}

app.module.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { HttpClientModule, HTTP_INTERCEPTORS } from '@angular/common/http';
import { AppComponent } from './app.component';
import { AuthInterceptor } from './auth.interceptor';
import { LoggingInterceptor } from './logging.interceptor';

@NgModule({
  declarations: [
    AppComponent
  ],
  imports: [
    BrowserModule,
    HttpClientModule
  ],
  providers: [
    {
      provide: HTTP_INTERCEPTORS,
      useClass: AuthInterceptor,
      multi: true
    },
    {
      provide: HTTP_INTERCEPTORS,
      useClass: LoggingInterceptor,
      multi: true
    }
  ],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }

追加の例

以下の例では、エラー処理を行うためのインターセプターを追加する方法を示します。

// error.interceptor.ts
import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpInterceptor, HttpRequest, HttpHandler, HttpEvent, HttpResponse } from '@angular/common/http';
import { Observable, throwError } from 'rxjs';

@Injectable()
export class ErrorInterceptor implements HttpInterceptor {
  intercept(req: HttpRequest<any>, next: HttpHandler): Observable<HttpEvent<any>> {
    return next.handle(req).pipe(
      catchError(error => {
        if (error.status === 401) {
          // 認証エラーを処理する
          return throwError(error);
        } else {
          // その他のエラーを処理する
          const errorMessage = `Error ${error.status}: ${error.message}`;
          console.error(errorMessage);
          return throwError(errorMessage);
        }
      })
    );
  }
}

このインターセプターは、next.handle メソッドから返されるObservableを傍受します。エラーが発生すると、catchError オペレーターを使用して処理されます。

このコードをAppModuleproviders配列に追加して、アプリケーションで使用できます。

{
  provide: HTTP_INTERCEPTORS,
  useClass: ErrorInterceptor,
  multi: true
}



RouterModule には、認証ガードと認証ルートを設定するための機能が用意されています。認証ガードは、ユーザーが認証されていない場合にリダイレクトしたり、アクセスを拒否したりするために使用できます。認証ルートは、認証されたユーザーのみがアクセスできるルートを定義するために使用できます。

この方法は、シンプルな認証要件を持つアプリケーションに適しています。

NgAuthzを使用する

NgAuthzは、Angularアプリケーションにおけるアクセス制御を管理するためのライブラリです。ロールベースのアクセス制御(RBAC)を実装し、ユーザーに特定のアクセス許可を付与することができます。

カスタム認証ソリューションを使用する

独自の認証ソリューションを構築することもできます。これは、完全な制御が必要な場合や、他のライブラリでは提供されていない機能が必要な場合に適しています。

どの方法を選択するべきですか?

最適な方法は、アプリケーションの要件によって異なります。

  • 完全な制御が必要な場合、または他のライブラリでは提供されていない機能が必要な場合は、カスタム認証ソリューションを構築する必要があります。
  • より複雑なアクセス制御要件の場合は、NgAuthzを使用するのが良いでしょう。
  • シンプルな認証要件の場合は、RouterModule を使用するのが良いでしょう。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS)やクロスサイトリクエストフォージャー(XSRF)などの一般的な脆弱性に対してアプリケーションを保護してください。
  • すべてのAPIエンドポイントが適切に保護されていることを確認してください。
  • ユーザーが長期間非アクティブになっている場合は、トークンの有効期限を切らせるようにしてください。
  • ログアウト時にトークンを削除することを忘れないでください。
  • トークンベースの認証を使用している場合は、HTTPインターセプターを使用して、すべての要求に認証トークンを追加することを検討してください。

angular http interceptor



JavaでHTTPリクエストを送信する方法

Javaを使用してHTTPリクエストを送信するには、主に以下の方法があります。最も基本的な方法です。getInputStreamメソッドを使用して、レスポンスを取得します。setRequestMethodメソッドを使用して、リクエストメソッド(GET、POSTなど)を設定します。...


multipart/form-data境界解説

multipart/form-dataは、HTTPリクエストのボディ内で複数の異なるデータ型を同時に送信するためのエンコーディング形式です。これは主に、HTMLフォームからのファイルアップロードや、複数の異なるデータ型を同時に送信する必要がある場合に使用されます。...


Node.jsでHTTPプロキシを使う

HTTPプロキシは、ネットワーク上のクライアントとサーバーの間で中継を行うサーバーです。これを使用することで、ネットワークトラフィックを制御したり、セキュリティを強化したりすることができます。Node. jsのhttp. Clientモジュールを使用してHTTPプロキシを使用するには、次の手順に従います。...


POSTメソッド解説: JavaScript, HTML, HTTP

POSTメソッドは、HTTPリクエストのメソッドの一つで、サーバーにデータを送信するためのものです。GETメソッドとは異なり、送信されたデータはURLに含まれないため、より安全なデータ送信が可能になります。JavaScriptでは、XMLHttpRequestオブジェクトやfetch APIを使用してPOSTリクエストを送信することができます。...


文字列からJSONへの変換

Node. jsにおいて、文字列をJSONオブジェクトに変換するには、組み込みのモジュールである JSON を使用します。このモジュールは、JSON文字列をJavaScriptオブジェクトに変換するための parse() メソッドと、JavaScriptオブジェクトをJSON文字列に変換するための stringify() メソッドを提供します。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



GETとPOSTの安全性について

POST:リクエストボディにパラメータを隠して送信します。URLには表示されず、履歴やブックマークに残ることはありません。GET:URLにパラメータを直接追加して送信します。リクエストの内容がURLに公開されるため、履歴やブックマークに残る可能性があります。


URLのスペース処理について

**URL(Uniform Resource Locator)**は、インターネット上のリソース(例えば、Webページ、画像、ファイルなど)を特定するためのアドレスです。通常、URLは文字、数字、特定の記号(例えば、ハイフン、アンダースコア)で構成されます。


// プロトコルの省略について

はい、http:// を // に置き換えても有効です。これは、ブラウザが自動的に適切なプロトコル(HTTP または HTTPS)を選択するためです。詳細利点 柔軟性 同じスクリプトタグを、HTTP と HTTPS の両方の環境で使用できます。 簡潔なコード http:// または https:// を毎回書く必要がありません。


ブラウザの並列HTTP接続制限

ブラウザは、複数のWebサーバーに対して同時にHTTPリクエストを送信することができます。これは、Webページの読み込みを高速化するために重要な機能です。しかし、ブラウザは、同時に開くことができる最大並列HTTP接続の数に制限があります。この制限は、ブラウザの性能やネットワークの負荷を管理するために設定されています。


ファイルダウンロード検出方法

JavaScript、HTTP、MIME を用いて、ブラウザがファイルダウンロードを受け取ったことを検出する方法について説明します。Content-Disposition ヘッダ:このヘッダには、ファイルのダウンロード名やインライン表示などの指示が含まれます。attachment; filename="filename