@Output プロパティを初期化する他の方法

2024-09-05

Angular コンポーネントで @Output を使用したイベントバインディングで発生する "An error occurred: @Output not initialized" エラーの解決方法

Angular コンポーネントで @Output デコレータ付きのカスタムイベントを定義し、親コンポーネントでイベントバインディングを行う場合、@Output プロパティが初期化されていないと "An error occurred: @Output not initialized" エラーが発生します。

原因

このエラーは、@Output デコレータ付きのプロパティがコンポーネントクラス内で初期化されていないことが原因です。

解決方法

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法で @Output プロパティを初期化します。

コンポーネントクラス内で初期化する

コンポーネントクラス内で @Output プロパティを new EventEmitter() で初期化します。

import { Component, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent = new EventEmitter<any>();

  // ...
}

コンポーネントコンストラクタで初期化する

import { Component, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent: EventEmitter<any>;

  constructor() {
    this.myEvent = new EventEmitter();
  }

  // ...
}

テンプレートファイルで初期化する

テンプレートファイルで @Output プロパティを $event で初期化します。

<my-component (myEvent)="onMyEvent($event)"></my-component>
  • テンプレートファイルで @Output プロパティを初期化する方法も可能ですが、コンポーネントクラス内またはコンポーネントコンストラクタで初期化する方法の方が推奨されます。
  • @Output デコレータ付きのプロパティは、イベントバインディングで使用するために、コンポーネントクラス内またはコンポーネントコンストラクタで初期化する必要があります。



<h1>親コンポーネント</h1>
<p>子コンポーネントから送信されたメッセージ: {{ message }}</p>
<my-component (myEvent)="onMyEvent($event)"></my-component>
import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
})
export class AppComponent {
  message: string = '';

  onMyEvent(message: string) {
    this.message = message;
  }
}
<button (click)="onButtonClick()">送信</button>
import { Component, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent = new EventEmitter<string>();

  onButtonClick() {
    this.myEvent.emit('メッセージ from 子コンポーネント');
  }
}



@Output プロパティを初期化する他の方法

@Output デコレータのオプションを使用する

@Output デコレータのオプションを使用して、@Output プロパティの初期値を指定することができます。

import { Component, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent = new EventEmitter<string>('初期値');

  // ...
}

コンポーネントのngOnInitライフサイクルフックを使用する

コンポーネントの ngOnInit ライフサイクルフックを使用して、@Output プロパティを初期化することができます。

import { Component, Output, EventEmitter } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent = new EventEmitter<string>();

  ngOnInit() {
    this.myEvent.emit('初期値');
  }

  // ...
}

サービスを使用する

@Output プロパティの初期値をサービスで管理することができます。

import { Injectable } from '@angular/core';

@Injectable({
  providedIn: 'root',
})
export class MyService {
  private message = '初期値';

  getMessage() {
    return this.message;
  }

  setMessage(message: string) {
    this.message = message;
  }
}

import { Component, Output, EventEmitter, Inject } from '@angular/core';
import { MyService } from './my.service';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent = new EventEmitter<string>();

  constructor(@Inject(MyService) private myService: MyService) {}

  ngOnInit() {
    this.myEvent.emit(this.myService.getMessage());
  }

  // ...
}

RxJSを使用する

RxJS の Subject を使用して、@Output プロパティの初期値を管理することができます。

import { Component, Output, EventEmitter, Subject } from '@angular/core';
import { Observable } from 'rxjs';

@Component({
  selector: 'my-component',
  templateUrl: './my-component.component.html',
})
export class MyComponent {
  @Output() myEvent = new EventEmitter<string>();

  private messageSubject = new Subject<string>();

  constructor() {}

  ngOnInit() {
    this.myEvent = this.messageSubject.asObservable();
    this.messageSubject.next('初期値');
  }

  // ...
}

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