Angular アプリ開発で遭遇するエラー「There is no directive with exportAs set to ngForm」の解決策
Angular フレームワークで発生するエラー「There is no directive with exportAs set to ngForm」の原因と解決策
原因
このエラーが発生する主な原因は以下の3つです。
- FormsModule モジュールのインポート漏れ:
テンプレート内で ngForm ディレクティブを使用するには、まず FormsModule モジュールをコンポーネントのモジュールファイルにインポートする必要があります。
- ngForm ディレクティブの参照名設定漏れ:
ngForm ディレクティブを使用するには、テンプレート内で # 記号を使って参照名を指定する必要があります。
- コンポーネントの exportAs 属性設定ミス:
exportAs 属性は、コンポーネントテンプレート内でコンポーネントの参照名を公開するために使用されます。ngForm ディレクティブを参照するには、コンポーネントクラスに exportAs 属性を設定する必要があります。
解決策
以下の手順で問題を解決することができます。
コンポーネントのモジュールファイルに FormsModule モジュールがインポートされていない場合は、以下のコードを追加します。
import { FormsModule } from '@angular/forms';
@NgModule({
imports: [
FormsModule,
...
],
...
})
export class AppModule {}
<form [formGroup]="myForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
...
<input type="text" formControlName="name" #name="ngModel">
...
</form>
コンポーネントクラスに exportAs 属性を設定して、テンプレート内でコンポーネントを参照できるようにします。
@Component({
selector: 'my-form',
templateUrl: './my-form.component.html',
styleUrls: ['./my-form.component.css'],
exportAs: 'myForm'
})
export class MyFormComponent {
...
}
これらの解決策を試しても問題が解決しない場合は、以下の点を確認してください。
- テンプレートの構文に誤りがないか確認する。
- コンポーネント名や変数名が正しく記述されているか確認する。
- Angular のバージョンが最新版であることを確認する。
補足
- このエラーは、Angular のバージョン 2 以降で発生します。
exportAs属性は、Angular 2 以降で導入された機能です。
There is no directive with exportAs set to ngForm エラーは、ngForm ディレクティブの参照設定に問題があることが原因で発生します。上記の解決策を参考に、問題を解決してください。
app.component.ts
import { Component } from '@angular/core';
import { FormsModule } from '@angular/forms';
@Component({
selector: 'my-app',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css'],
imports: [ FormsModule ]
})
export class AppComponent {
myForm: any = {
name: '',
email: ''
};
onSubmit() {
console.log(this.myForm);
}
}
<form [formGroup]="myForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
<input type="text" formControlName="name" #name="ngModel">
<input type="email" formControlName="email" #email="ngModel">
<button type="submit">送信</button>
</form>
このコードを実行すると、ブラウザにフォームが表示されます。フォームに入力した内容を送信すると、コンソールにフォームの内容が出力されます。
補足
上記のコードでは、FormsModule モジュールを AppComponent クラスの imports プロパティにインポートしています。これは、ngForm ディレクティブを使用するために必要なことです。
また、app.component.html ファイルでは、#name と #email という名前で ngForm ディレクティブを参照しています。これは、テンプレート内でフォームの値にアクセスするために必要なことです。
ngForm ディレクティブを参照する他の方法
テンプレート変数を使用すると、ngForm ディレクティブのインスタンスを直接参照することができます。
<form [formGroup]="myForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
...
<input type="text" formControlName="name" [(ngModel)]="name">
...
</form>
<script>
const form = document.querySelector('form');
console.log(form.formGroup); // FormGroup インスタンスを出力
</script>
この方法では、form というテンプレート変数を使って ngForm ディレクティブのインスタンスを参照しています。
form.get() メソッドを使用すると、フォームコントロールやフォームグループなどのフォーム要素を取得することができます。
<form [formGroup]="myForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
...
<input type="text" formControlName="name" [(ngModel)]="name">
...
</form>
<script>
const form = document.querySelector('form');
const nameControl = form.get('name');
console.log(nameControl.value); // name フィールドの値を出力
</script>
この方法では、form.get('name') メソッドを使って name フィールドのフォームコントロールを取得しています。
@ViewChild デコレータを使用すると、コンポーネントクラスからテンプレート内の要素を参照することができます。
import { Component, ViewChild } from '@angular/core';
import { FormsModule } from '@angular/forms';
@Component({
selector: 'my-app',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css'],
imports: [ FormsModule ]
})
export class AppComponent {
@ViewChild('myForm') myForm: any;
onSubmit() {
console.log(this.myForm.value);
}
}
<form #myForm [formGroup]="myForm" (ngSubmit)="onSubmit()">
...
<input type="text" formControlName="name" [(ngModel)]="name">
...
</form>
この方法では、@ViewChild デコレータを使って myForm という名前で ngForm ディレクティブのインスタンスを参照しています。
- テンプレート内で
ngFormディレクティブのインスタンスに直接アクセスしたい場合は、テンプレート変数を使用するのが最も簡単です。 - フォームコントロールやフォームグループなどのフォーム要素を取得したい場合は、
form.get()メソッドを使用するのが便利です。 - コンポーネントクラスからテンプレート内の要素を参照したい場合は、
@ViewChildデコレータを使用するのが適切です。
ngForm ディレクティブを参照するには、いくつかの方法があります。それぞれの方法の特徴を理解して、状況に応じて適切な方法を選択してください。
angular typescript forms
