サンプルコードで学ぶ！ jQueryでFormDataオブジェクトをAjaxリクエストで送信する

jQueryを使用してFormDataオブジェクトをAjaxリクエストで送信するには、以下の手順が必要です。

1. FormDataオブジェクトを作成する
2. Ajaxリクエストの設定を行う
3. Ajaxリクエストを送信する

詳細

FormDataオブジェクトは、フォームデータを表すオブジェクトです。FormDataオブジェクトを作成するには、new FormData()コンストラクタを使用します。

const formData = new FormData();

Ajaxリクエストの設定には、$.ajax()メソッドを使用します。$.ajax()メソッドには、以下のオプションを指定することができます。

• url: リクエスト先のURL
• type: リクエストの種類（"GET"、"POST"など）
• data: 送信するデータ
• contentType: 送信データのコンテンツタイプ
• processData: 送信データの加工を行うかどうか
• cache: キャッシュを使用するかどうか

• dataオプションにFormDataオブジェクトを指定します。
• contentTypeオプションをfalseに設定します。

例

$.ajax({
  url: '/api/upload',
  type: 'POST',
  data: formData,
  contentType: false,
  processData: false,
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(error) {
    // エラー時の処理
  }
});

$.ajax()メソッドを実行することで、Ajaxリクエストを送信します。

補足

• FormDataオブジェクトは、ファイルアップロードにも使用できます。
• Ajaxリクエストの送信前に、フォームデータのバリデーションを行うことをおすすめします。

• jQueryプラグインを使用して、FormDataオブジェクトを簡単に送信することもできます。

• jQuery Form Plugin: https://jquery.form.js/

注意事項

• ブラウザによっては、FormDataオブジェクトに対応していない場合があります。

HTML

<form id="form">
  <input type="text" name="name" value="John Doe">
  <input type="file" name="file">
  <button type="submit">送信</button>
</form>

JavaScript

$(function() {
  $('#form').submit(function(event) {
    event.preventDefault();

    // FormDataオブジェクトを作成
    const formData = new FormData(event.target);

    // Ajaxリクエストの設定
    $.ajax({
      url: '/api/upload',
      type: 'POST',
      data: formData,
      contentType: false,
      processData: false,
      success: function(data) {
        // 成功時の処理
        console.log(data);
      },
      error: function(error) {
        // エラー時の処理
        console.log(error);
      }
    });
  });
});

解説

1. #form要素のsubmitイベントにイベントハンドラを設定します。
2. イベントハンドラ内で、event.preventDefault()メソッドを使用して、フォームの送信をキャンセルします。
3. new FormData(event.target)を使用して、フォームデータからFormDataオブジェクトを作成します。
4. $.ajax()メソッドのsuccessオプションに、成功時の処理を記述します。

実行

上記のコードをHTMLファイルに記述し、ブラウザで開きます。フォームの送信ボタンをクリックすると、FormDataオブジェクトがAjaxリクエストで送信されます。

• このサンプルコードは、ファイルアップロードにも使用できます。

以上、サンプルコードについての解説でした。

jQueryでFormDataオブジェクトをAjaxリクエストで送信する他の方法

$.serialize()メソッドを使用して、フォームデータをシリアル化し、それをAjaxリクエストのdataオプションに指定することができます。

$.ajax({
  url: '/api/upload',
  type: 'POST',
  data: $('#form').serialize(),
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(error) {
    // エラー時の処理
  }
});

注意点

• $.serialize()メソッドは、ファイルデータを送信できません。

jQuery Form Pluginは、フォームデータを送信するためのプラグインです。

$('#form').ajaxForm({
  url: '/api/upload',
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(error) {
    // エラー時の処理
  }
});

const xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('POST', '/api/upload');
xhr.setRequestHeader('Content-Type', 'multipart/form-data');
xhr.send(formData);

xhr.onload = function() {
  if (xhr.status === 200) {
    // 成功時の処理
  } else {
    // エラー時の処理
  }
};