Angularで「Property 'of' does not exist on type 'typeof Observable'」エラーが発生した時の対処法

2024-04-02

Angularアプリケーション開発時に、Property 'of' does not exist on type 'typeof Observable'というエラーが発生することがあります。これは、of演算子を誤って使用していることが原因です。

原因

of演算子は、複数の値をObservableに変換するために使用されます。しかし、typeof Observable型にはofプロパティが存在しないため、この演算子を直接使用することはできません。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法でof演算子を正しく使用します。

方法1: of演算子をObservable.ofとして使用

of演算子は、Observableクラスの静的メソッドとして提供されています。そのため、Observable.ofとして呼び出すことで、複数の値をObservableに変換することができます。

例:

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.of(1, 2, 3);

observable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3 が順に出力される

方法2: from演算子を代わりに使用

from演算子は、さまざまな型を受け取り、それらをObservableに変換することができます。of演算子と同様に、複数の値をObservableに変換するために使用できます。

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.from([1, 2, 3]);

observable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3 が順に出力される

補足

上記以外にも、map演算子やpipe演算子などを組み合わせて、of演算子と同等の処理を実現することができます。詳細は、RxJSの公式ドキュメントを参照してください。

このエラーが発生した場合は、以下の点を確認してみてください。

  • of演算子を正しく呼び出しているか
  • Observableクラスを正しくインポートしているか
  • 使用しているライブラリのバージョンが最新か



of演算子を使用

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.of(1, 2, 3);

observable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3 が順に出力される
import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.from([1, 2, 3]);

observable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3 が順に出力される

map演算子とpipe演算子を使用

import { Observable } from 'rxjs';
import { map } from 'rxjs/operators';
import { pipe } from 'rxjs/operators';

const observable = Observable.create(observer => {
  observer.next(1);
  observer.next(2);
  observer.next(3);
  observer.complete();
});

const mappedObservable = observable.pipe(
  map(value => value * 2)
);

mappedObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 2, 4, 6 が順に出力される

このサンプルコードを参考に、of演算子とfrom演算子を使い分けて、アプリケーション開発を進めてください。




of演算子とfrom演算子以外で複数の値をObservableに変換する方法

concat演算子は、複数のObservableを連結して、1つのObservableに変換します。

import { Observable } from 'rxjs';
import { concat } from 'rxjs/operators';

const observable1 = Observable.of(1, 2, 3);
const observable2 = Observable.of(4, 5, 6);

const concatenatedObservable = observable1.pipe(
  concat(observable2)
);

concatenatedObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3, 4, 5, 6 が順に出力される
import { Observable } from 'rxjs';
import { merge } from 'rxjs/operators';

const observable1 = Observable.interval(1000).pipe(
  map(value => `observable1: ${value}`)
);
const observable2 = Observable.interval(2000).pipe(
  map(value => `observable2: ${value}`)
);

const mergedObservable = observable1.pipe(
  merge(observable2)
);

mergedObservable.subscribe(value => console.log(value));
// observable1: 0
// observable2: 0
// observable1: 1
// observable2: 1
// ...

forkJoin演算子は、複数のObservableを同時に発行し、すべてのObservableが完了した時点で、それぞれの最後の値をまとめて1つの値として発行します。

import { Observable } from 'rxjs';
import { forkJoin } from 'rxjs/operators';

const observable1 = Observable.of(1, 2, 3);
const observable2 = Observable.of(4, 5, 6);

const forkJoinedObservable = forkJoin(observable1, observable2);

forkJoinedObservable.subscribe(value => console.log(value)); // [1, 4], [2, 5], [3, 6] が順に出力される

配列から直接Observableを作成

of演算子と同様、Observable.fromを使用して、配列から直接Observableを作成することができます。

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.from([1, 2, 3]);

observable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3 が順に出力される

上記の方法以外にも、Observableクラスのcreateメソッドを使用して、自作のObservableを作成することができます。

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.create(observer => {
  observer.next(1);
  observer.next(2);
  observer.next(3);
  observer.complete();
});

observable.subscribe(value => console.log(value)); // 1, 2, 3 が順に出力される

どの方法を使用するかは、状況によって異なります。それぞれの方法の特徴を理解して、適切な方法を選択してください。


angular


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