【保存版】Angular 2 単体テスト:カスタムパイプエラー「パイプが見つかりませんでした」を完全解決
Angular 2 単体テスト: カスタムパイプエラー「パイプが見つかりませんでした」の解決方法
Angular 2 でカスタムパイプを単体テストする場合、まれに「パイプが見つかりませんでした」というエラーが発生することがあります。これは、テスト環境でパイプが適切に登録されていないことが原因です。
解決策
このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を試してください。
テストモジュールにパイプを登録する
テストモジュールの declarations
配列にカスタムパイプを登録することで、テスト環境でパイプを使用できるようにすることができます。
@NgModule({
declarations: [
MyCustomPipe
],
...
})
export class MyTestModule {}
テストベッドでパイプをプロバイダとして登録する
テストベッドでカスタムパイプをプロバイダとして登録することで、テスト環境でパイプを使用できるようにすることができます。
beforeEach(() => {
TestBed.configureTestingModule({
declarations: [MyComponent],
providers: [MyCustomPipe]
});
});
テストコンポーネントのテンプレートでパイプを使用する
テストコンポーネントのテンプレートでカスタムパイプを使用すると、テスト環境でパイプが自動的に登録されます。
<div>{{ value | myCustomPipe }}</div>
TestBed.overrideComponent を使用してコンポーネントのテンプレートをオーバーライドする
TestBed.overrideComponent
を使用してコンポーネントのテンプレートをオーバーライドし、カスタムパイプを使用するようにすることができます。
beforeEach(() => {
TestBed.configureTestingModule({
declarations: [MyComponent]
});
TestBed.overrideComponent(MyComponent, {
template: '<div>{{ value | myCustomPipe }}</div>'
});
});
これらの方法のいずれかを使用することで、Angular 2 単体テストでカスタムパイプを使用する際に発生する「パイプが見つかりませんでした」というエラーを解決することができます。
TestBed.overrideComponent
を使用してコンポーネントのテンプレートをオーバーライドする方法は、最も詳細な制御を提供しますが、最も複雑な方法です。- テストコンポーネントのテンプレートでパイプを使用する方法は、最も簡潔な方法ですが、テストモジュールにパイプを登録するよりも柔軟性が低くなります。
- テストベッドでパイプをプロバイダとして登録する方法は、より柔軟な方法ですが、テストモジュールにパイプを登録するよりも複雑です。
- テストモジュールにパイプを登録する方法は、最も一般的で推奨される方法です。
@Pipe({
name: 'myCustomPipe'
})
export class MyCustomPipe implements PipeTransform {
transform(value: string): string {
return value.toUpperCase();
}
}
テストモジュールの作成
import { Component, Pipe } from '@angular/core';
import { MyCustomPipe } from './my-custom-pipe';
@Component({
selector: 'my-test-component',
template: '{{ value | myCustomPipe }}'
})
export class MyTestComponent {
value = 'hello';
}
@NgModule({
declarations: [
MyTestComponent,
MyCustomPipe
]
})
export class MyTestModule {}
テストの実装
import { ComponentFixture, TestBed } from '@angular/core/testing';
import { MyTestComponent } from './my-test-component';
describe('MyTestComponent', () => {
let fixture: ComponentFixture<MyTestComponent>;
beforeEach(() => {
TestBed.configureTestingModule({
imports: [MyTestModule]
});
fixture = TestBed.createComponent(MyTestComponent);
});
it('should display the value in uppercase', () => {
const component = fixture.componentInstance;
fixture.detectChanges();
const element = fixture.nativeElement.querySelector('div');
expect(element.textContent).toBe('HELLO');
});
});
この例では、MyCustomPipe
というカスタムパイプを作成し、MyTestComponent
というテストコンポーネントでテストしています。テストコンポーネントのテンプレートで MyCustomPipe
を使用して値を大文字に変換し、テストで結果を確認しています。
expect
関数を使用して、テスト結果を検証しています。この関数を使用して、実際の結果と期待される結果を比較することができます。fixture.detectChanges
メソッドを使用して、コンポーネントの変更を検出しています。このメソッドは、コンポーネントのテンプレートが更新されるようにする必要があります。- この例では、
TestBed.configureTestingModule
メソッドを使用してテストモジュールを構成しています。このメソッドを使用して、テストに必要なコンポーネント、パイプ、サービスなどを登録することができます。
まれに、テストランナーがスペックファイルを正しく認識していないことが原因で、このエラーが発生することがあります。スペックファイルが正しい場所に配置されていることを確認してください。通常、スペックファイルは src/app/specs
ディレクトリに配置されます。
キャッシュをクリアする
場合によっては、古いキャッシュが原因でこのエラーが発生することがあります。キャッシュをクリアするには、以下のコマンドを実行します。
ng cache clean
Karma コンフィギュレーションファイルを確認する
Karma コンフィギュレーションファイル (通常は karma.conf.js
) で、テスト対象のファイルが正しく指定されていることを確認してください。
デバッガーを使用する
デバッガーを使用して、エラーの原因を突き止めることができます。ブラウザのデバッガーツールを使用して、テストの実行をステップバイステップで実行し、変数の値を確認することができます。
コミュニティフォーラムで助けを求める
上記の方法で問題が解決しない場合は、Angular コミュニティフォーラムで助けを求めることができます。多くの場合、他の開発者が同じ問題を経験しており、解決策を提供することができます。
unit-testing angular